人がいなくてよかったお話

3月最終週にお休みをいただいて、東北を旅してきました。初日は弘前に泊まりました。弘前は春の桜が有名ですよね。関東は暑かったり寒かったりを繰り返していた時期でしたけれど、青森、岩手、山形は冷蔵庫に入っているみたいで、しかも小雨や小雪が舞う寒~い4日間で、桜の木も凍えていた感じ。
でも、いいこともあったんですよね。日本酒やお魚が美味しかったのはもちろん、観光地が4月下旬までシーズンオフなので、人がとっても少なかったんです。イヤ、これはよかった、ゆっくりできて。
天気が悪くて寒かったので、車で色々な場所を回り、竜飛岬に辿り着いた時は写真のように「津軽海峡冬景色」そのものの空。雨が降ってきてしまって撮れなかったけれど、歌碑があるんです、この写真の右手に。その先は北海道が見える津軽海峡が広がっています。下を覗くと道路と集落。
その歌碑の真ん中に半径5センチくらいの赤いボタンがぽつんと1つ。…押してみたくなるでしょう?歌が流れるのかなと。で、押しちゃったんですよ。ちょっとその周辺に聴こえるくらいかしらと思った途端、トランペットの前奏が大音量で鳴り響き!! 時すでに遅し、焦ってもう一度押しても歌が終わるまで止まらない(^^♪
対岸の北海道まで聞こえるんじゃないかくらいの石川さゆりの演歌が続き…いい年のおじさんやおばさんがボタン押しちゃってあたふたしていて、誰かがいたらきっととても恥ずかしかったと思うのですけれどね。どこを見回してもだ~れもいませんでした。
人がいなくてよかった( *´艸`)