└コラム　「親交・親密を求めて…」

　私たちは命尽きるまで、生活を充実させるために時間をどう使っていくかに心を砕き続けているような気がします。交流分析の創始者エリック・バーンという精神科医によると、その「時間の構造化」がうまくできないことは「栄養失調やマラリアと同じくらいに害がある」と言っているようです。現代的に言えば「コロナと同じくらい」かもしれません。

　人との関わりの濃さには種類があります。心を閉ざした「閉鎖・ひきこもり」から、「こんにちは」、「初めまして」etc.のご挨拶から始まる「儀式・儀礼」でつながり、「このレストランのランチは美味しいんですよ」「お好きなスポーツなどありますか？」etc.などの多くの「雑談・気晴らし」の会話、イベントに参加して一緒に何かを創るなどの「活動・仕事」、あまり気分の良くない裏コミュニケーションがあったりする「心理ゲーム」、お互いに心を開いて率直で純粋な気持ちや言葉のやり取りで充たされる「親交・親密」の6種類です。

　日常の人間関係もパートナーとの関わりも、これらのどこかを行ったり来たりすることになります。

　目指したいのは「親交・親密」。けれども生身の人間、そんなにうまくはいきません。けれども結局のところ、パートナー探しは、最も「親交・親密」の時間を多く過ごせそうな方を見つけ出すこと。

　当相談所カウンセラーは、今２人に何が起きているのか、なぜなのか、どうしたらいいのか、将来を共に生きるパートナーにしたい、なりたい、そう心が決めていくプロセスに寄り添い、専門的に分析し、アドバイスしていきます。ふと気付けば、きっと日常もより充たされたものになっていることでしょう。

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